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Faculty of Human Development

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学部の概要

「豊かな社会性と人間力」を有する教育人材の養成
人間発達科学部長 徳橋 曜

徳橋学部長

 2005年に、富山県にあった3つの国立大学を統合したとき、教育学部を改組して誕生したのが人間発達科学部です。人間発達科学部は、教育学部で培った学校教員の養成を中心に据えながら、心理,幼児教育、スポーツ、環境、情報といった生涯学習を支援する広い意味での教育人材を育成しています。

 本学部を卒業すると、学士(教育学)の学位が授与されます。また、必要な単位を修得することで、幼稚園、特別支援学校、小・中・高等学校の教員免許状のほか、保育士などの各種資格も取得することができます。毎年多くの学生が教育人材として卒業しており、そのうちの7割近くが学校教員となっています。その他の学生は、資格等を活用して官公庁や一般企業に就職したり、専門性を高めるために大学院に進学しています。

 人間発達科学部ができてから10年以上経ちましたが、人間発達科学とは一体どういう学問なのか、人間発達科学部では何が学べるのか、という質問をまだ受けることがあります。人間発達科学とは、既存の学問体系とは異なり、人間という複雑な存在を対象とし、発達という時系列的な変化を踏まえながら、多面的・多角的に考えていく学問と捉えることができます。人間は置かれた環境でその発達は大きく左右されるので、教育はとても重要な役割を担います。人間発達科学部は、人間のよりよい発達を支援する教育人材を育成する学部ですから、教育の本質を追究することも重要な目的となります。具体的には高度で専門的な知識を身に付け、教育現場をはじめさまざまな経験を積みながら、教育とは何か、人が学ぶとは何かを研究し、人を教え、支援する技術を身に付けることのできる学部です。

 複雑で不断の変化をともなう人間の発達に、さまざまな切り口でアプローチするため、本学部には多様な学問領域を専門とする教員が所属しています。人間発達科学部のこうした学際性及び多様な学問領域が連携した学びと研究は、本学部の強みであり、他の学部に無い特色です。

 異なる価値観と問題意識を持ち、さまざまな分野での活躍を目指す学生が、お互いの違いを認め合い、一つ屋根の下に集い、切磋琢磨する学部だからこそ、豊かな社会性と人間力が育まれるものと考えています。このような人間発達科学部の取り組みに共感してくれる次代を担う若い人たちを大いに歓迎いたします。

 

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教員・先輩達の声

先生方の研究内容は研究紹介のページをご覧下さい。またYouTube富山大学チャンネル内に動画もアップロードされていますので、そちらもご覧下さい。

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学部の組織と募集人員

推薦入試はコースごとに、前・後期の一般入試は学科ごとに実施します。人間環境システム学科前期入試(文系・理系・実技系)は高校までの勉学の成果を入試時に生かしてもらうためのものです。コース分けは、入学後、1年次前期末に実施します。

<附属施設>附属人間発達科学研究実践総合センター、附属幼稚園、附属小学校、附属中学校、附属特別支援学校

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取得可能免許

人間発達科学部で取得可能な教員免許状

  • 幼稚園教諭1種
  • 小学校教諭1種
  • 特別支援学校教諭1種(小学校教諭免許取得を前提条件として取得可能)
  • 中学校教諭1種(数学・理科・社会・保健体育・英語)
  • 高等学校教諭1種(数学・理科・地歴・公民・保健体育・英語)

学科によって取得できる教員免許状は異なりますが、小学校教諭1種・特別支援学校教諭1種・幼稚園教諭1種の教員免許状を取得できるのは、富山大学では人間発達科学部のみです。

[人間発達科学部で取得可能な資格]

保育士(発達教育学科発達福祉コース)、学芸員(他学部の授業の履修が必要)等

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理念・ポリシー

教育理念

人間発達科学部は、人間発達を広義の教育と位置づけ、人間の豊かな発達と環境との調和をめざすとともに、生涯にわたって学習を支援できる教育人材を育成しています。「人を教えるヒトを育てる学部」をキーワードに、教育学部で培われた教育技法の拡充と複雑化した人間 環境の学際的追究を組合せることを通じ、地域社会において、教員養成とともに人間の生涯学習を促進する教育人材の養成を目的としています。

アドミッションポリシー(入学者受入方針)

[発達教育学科]

教員をはじめとして、乳幼児・児童から成人・高齢者にいたるまでの、障がい児(者)を含めた人間の発達段階に応じたいろいろな学習の支援に興味がある人

[人間環境システム学科]

豊かな人間環境を創造するために、理系・文系を横断した幅広い知識を学び取り、学校教育や社会教育をはじめとするいろいろな学習の支援に興味がある人

カリキュラムポリシー(教育課程編成方針)

[発達教育学科]

  1. 初年度に話し合い活動を取り入れた少人数の基礎ゼミや「人間発達」について多面的に理解する入門科目を設置する。
  2. 発達上の諸問題に関する専門的な方法論と知識を体系的に学ぶため専門科目を設置する。
  3. 広義の教育人材育成をめざす学生のために実践科目を設置する。
  4. 問題の発見・解決方法の選択、調査・実験などの活動、考察や発表のプロセスを1年かけて実践的に学ぶ特別(実践)研究を行い、個別指導を行う。

[人間環境システム学科]

  1. 初年度に話し合い活動を取り入れた少人数の基礎ゼミや「人間発達」について多面的に理解する入門科目を設置する。
  2. 豊かな人間環境創造に関する専門的な方法論と知識を学際的に学ぶため専門科目を設置する。
  3. 現代社会の複雑化する諸問題を解決できるように、プロジェクト型科目を設置する。
  4. 問題の発見・解決方法の選択、調査・実験などの活動、考察や発表のプロセスを1年かけて実践的に学ぶ特別研究を行い、個別指導を行う。

ディプロマポリシー(卒業認定基準)

[発達教育学科]

乳幼児期から高齢期に至るまでの、障害を含めた発達上の諸問題について専門的な知識を習得し、発達を促す保育、教育、福祉支援を立案・遂行する実践力を備えているか。

[人間環境システム学科]

自然科学から人文社会科学までの専門的知識を学際的アプローチを通じて習得し、健康、環境、国際、情報など人間環境に関わる複合的な問題を解決する実践力を備えているか。

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シンボルマーク

人間を支える人や環境について学び、研究する人間発達科学部のイメージを表現しています。大きいイメージはこちらから(画像のみ別ウィンドウで表示されます)。

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