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教育心理コース・授業や研究の様子

コースの概要については、こちらからご覧下さい。

臨床心理学

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臨床心理学は幅広い心理学分野の中で、心理療法・心理アセスメント・カウンセリングといったトピックを含み、心理的な困難を抱えた人の支援にかかわる、実践の学です。さらに、心理的な困難を多角的に理解するため、精神医学や異常心理学といった近接領域のトピックも関係してくる、とても幅広い学問分野になります。
この授業では、このように幅広い内容からいくつか重要なものを取り上げて、丁寧に解説していきます。無意識的な「こころ」の影響であったり、具体的な行動の改善であったり、「こころ」の自己治癒力的な話も含みます。 この授業を通して、心理的な適応・不適応とは何かについて深く問いかけ考えることにより、自分自身のメンタルヘルス、ひいては自分自身の来し方行く末を考える、良き機会になるかもしれません。

心理学実験法

心理学実験法(画像)

どのような味の料理ができるかはそのレシピ次第であるように、私たちの人生においてどのような“リアリティ”が構成されるかは、その方法つまり“生” のレシピ次第です。
科学的な実験についても事情は同じで、その結果はその方法に依存しています。特に心理学の研究においては、研者する側にも「こころ」があるため、実験の手法や結果の読み取りに、先入観をはじめとする様々な歪みが生じる危険があります。そういった危険性や限界の留意点を踏まえつつ、しかし一方で、人の「こころ」の不思議に巧みなアプローチをかけ、人の心の一端を科学的につまびらかにする、そんな心理学の多様な実験手法について、実際にいくつか体験しながら、学んでいきます。
この体験はもしかしたら、あなたに心地よい衝撃=アハ体験を与える、かもしれません。

知覚心理学

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私たちの目はカメラと違います。耳はマイクと同じでなく、そして脳はパソコンのCPUとイコールではありません。つまり私たちの「こころ」は、世界をそのままに受け止めて認識しているわけではないのです。私たちは、私たちが意識的無意識的に作り上げた“世界” を、「こころ」を通して知覚し、その中で生きているのです。
この授業では、実際の錯視(目の錯覚)素材などをとおして、我々が“世界”(物理的な刺激)をただそのままに“知覚” しているわけではない、ということをまず体験し、そのうえで、では我々はどのように“世界” を作り上げているか、「こころ」の不思議なメカニズムについて学んでいきます。ロボットと人はどこまで同じでどこから違うのか…この授業では、ヒトとは一体何なのか、考えさせられること間違いなしです。

健康心理学

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 健康心理学とはその名の通り、人の心身の健康に関する心理学の総合的な名称です。でも、そもそも“健康” とはいったいどんな状態でしょう。病気とは対極にありそうですが、かの世界保健機構(WHO)も『健康とは単に疾病又は病弱の存在しないことではない』と言っています。まして目に見えない「こころ」の健康とは何なのか。
本講義では、そんな分かりにくさをかみしめつつ、身体の健康と「こころ」の関係、病気になりやすい/なりにくい性格、身体の痛みと「こころ」との関係など、様々な健康心理学のトピックを紹介していきます。さらに、リラクセーション技法や見方を広げるワーク、自己分析のワークなど、様々な心理学的支援技法の体験を通して、「こころ」の健康とは何か、どのような状態なのか、様々に思いを巡らせていきます。

教育相談

学校現場は児童生徒の教育的成長が期待される場ですが、心理的不適応につながる要因も少なくなく、それらが顕在化すると、不登校やいじめ、非行といった学校不適応行動につながりかねません。さらには、児童虐待の問題や発達障害を抱えた子どもたちへの対応など、教師に求められるものは多岐にわたります。そして、子どもたちにとっても最も身近な存在である教師だからこそできる、不適応の解消や予防の手立てがあります。
この授業ではそのような、教育現場で教師が使えるカウンセリングの考え方(哲学)と、実際の関わり方(技法)の習得をめざします。また、学校で苦戦する子どもたちの支援を目的とした様々な施設・機関の紹介や、具体的な連携について学んでいきます。幅広い対応を学ぶことで、現場で役立ち頼りにされる教師になっていきます。

社会心理学

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 3 人集まれば社会になる、と言われていますが、自分以外にもう1 人そばにいるだけでも、私たちの立ち振舞いは影響を受けます。その意味で、人は極めて社会的な存在といえるかもしれません。
社会心理学はこのような、人の社会的側面に焦点をあてます。他者がどのような影響を及ぼすのか、その場にいる人が増えると影響も変わるのか、人の残虐性はその場の状況に影響を受けるのか、などなど、身近なトピックから掘り下げていきます。

発達臨床心理学

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 この授業では、人が生涯かけて歩む発達段階のうち、特に思春期に焦点を当てます。子どもから大人への過渡期である思春期には、身も「こころ」も急激に変化します。急激な変化は時として、様々な揺れやひずみを生じさせます。
このように思春期に顕在化しやすい心理的不適応、とくに学校場面における不登校・いじめ(暴力)・非行といった問題について、心理学的立場からの理解を解説していきます。その際、すべての原因を個人の「こころ」に帰する“心理主義” に陥らないよう、学校コミュニティ全体を視野に入れつつ、具体的な支援方法をはじめ、現場で役立つ視点を提供しています。さらに授業の後半では、子どもを支援するための心理療法の例として、箱庭におもちゃを置いて「こころ」をほぐす箱庭療法や、絵を描くことで自己治癒力を引き出す描画療法についても、体験的に学習していきます。

性格心理学

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自分の性格、あの人の性格、そして性格と性格の相性…性格は、いつの世も人にとって大きな関心ごとの一つであり続け、そして心理学でも同様に、重要な研究分野の一つであり続けています。しかし、一口に性格といっても、目に見えず手に取れないそれは、かなり捕まえにくいものです。“やさしい”性格ってどんなやさしさ? “まじめ” って言葉が意味するところは?…性格の不思議は、挙げれば尽きることはありません。
性格心理学では、こういった性格をどのように捉えて研究しているのか。性格の様々な理論や、性格がどのように形作られているのかについて最新の研究を踏まえてしっかりと解説していきます。この授業を受けると、自分やあの人の性格の理解が深まるとともに、根拠の全くない血液型性格占いがなぜ当たっているように錯覚するのか、よく理解できるようになるでしょう。

臨床心理アセスメントI・II

臨床心理アセスメント(画像)

臨床心理学的な支援においては、人が抱える心理的な苦悩に対して、個人の性格や価値観・態度がどのようにかかわっているのか、具体的に把握していく必要があります。心理的な相談内容にまつわる様々な要因の情報を集めて分析し、それを踏まえて具体的な援助方針を立てる、一連の作業は“臨床心理アセスメント” と呼ばれ、専門的な臨床心理学的支援の中核をなす作業です。また、様々な要因の情報収集には、専門的な“心理テスト” が使われることもあります。教育心理コースでは2つの授業をとおして、“心理テスト”の理論や習熟を含み、“臨床心理アセスメント” のやり方について体系的に学びます。

カウンセリング

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体験がないと言葉からはなかなかイメージしにくいカウンセリングですが、本講義では、その始まりから現在に至るまでを丁寧に解説します。カウンセリングの中心は話をカウンセラーに聞いてもらうことですが、人に話すこと・話をじっくり聞いてもらうことが一体なぜ心理的な支援として有効なのか、理論的な背景や効果、そして留意点に至るまで、体系的に学んでいきます。さらに、カウンセリングの基本的な態度であるカウンセリング・マインドを身につけ自らの生き方に取り入れていくことで、人生が豊かになる一助となることも期待しています。

心理学研究法

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心理学は大きな分類としては社会科学に含まれる分野であり、他の社会科学と同じように、客観的・科学的な手法にのっとって人の「こころ」を分析し、その一般的傾向や法則性を見出していく学問です。そこで重要になってくるのは、分析対象となるデータを客観的・確かな形でどのように集めるか、といった収集方法や、得られたデータを体系的に解析して豊かな情報を引き出していくための分析手法です。
心理学の研究対象である「こころ」は捉えどころのないものなので、ターゲットとして幅が広く、そのためデータの集め方や分析手法にも多くの種類があります。この授業では、心理学の研究論文を調べて読むことで、科学としての心理学的データの集め方や分析手順を学んだり、それらを踏まえて実際にデータを集めて分析してみたりすることで、心理学の研究の“作法” を実際的に学びます。

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